やすみのブログ

オタク雑文

流れる季節の真ん中に

下書きにあってエモおもろかったので載せます、以下3月7日に書いた文章

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2019年3月6日、同回生から遅れること一年、大学の卒業が確定した

 

感慨深さも無ければ喜びもない

散歩で国道から外れた路地に入った時に二度とここを通ることは無かろうと思ったぐらいだ

 

一般的な尺度で測るならば僕の大学生活は非常に寂しくつまらないものであろう

大学ではサークルに所属しなかったことで上下との繋がりは無いに等しく同学年であっても交友関係が深いところで両手の指、それなりのところまででも足の指を足せば数えきれる程度の友人しかおらず最後の一年はまともに友人と呼べる人は周りに三人しかいなかった、出不精な上に基本一人で行動することを好み週の半分でも他者と過ごせば人間疲れを発症する僕にとってはちょうどいい塩梅であった

しかしながら地方マイルドヤンキー然としたことを言わせてもらうならばその分"濃い"付き合いはできたのでは無いかと思う、「大学で出来た友人は一生モノだよ」なんて話をよく聞くがあながち間違いではないだろう

 

僕は高校を出るまでの18年間、島という閉鎖的な環境で生きてきたのだがこと人間関係に絞るなら島というやつは僕にとって最悪だ

田舎の相互監視社会ではあらゆる情報が共有され、大学に通っていた僕のパーソナルな出来事ですら帰省してみると知られてることなんて全く珍しくない、当然出所は僕の友人である

それが悪意をもって行われるのではなく(そうである場合も少なくないが)自然なこととして行われる、人と人の距離の近さは歳を重ねる毎に鬱陶しくなっていった

特に彼ら基準で普通ではないこと(若者でいうなら留学や起業、芸能方面へ進むetc...)の情報は尋常ではない速度で広まり忌避される出る杭は何としても打つ根性にはうんざりしていた

勿論そういう僕の性格を理解してくれるやつや同じような感覚を持ち合わせた友人もいるが、個人間では仲が良くともそういった面ではわかりあえない友人も少なくなかった

 

そういった面で大学で出来た友人は気楽だ、所属する集団やカースト、生まれ育ちの何にも縛られずどこまでいっても個のつきあい、人は社会動物だというなら社会の縁側に座って何も無い外側と隣しか見ていないヤツがいたっていいだろう

 

なんて言いながら4月からは地元に戻って就職する、周りにどう思われようと仲の良いヤツらとひっそりやって2年くらいで再び出るつもりではいる、さあどうなるか

 

 

いい具合に続く文章が思いつかなかったので締めに無理やりはいらせてもらう

大学で何を学んだか、と聞かれるとまぁ何も学んで無いとは言えないが「コレ」と明確に表明できる事を学んだとは正直思っていないしそういう面では学費を出してくれた親父には申し訳ないと思っている

しかしながらこの5年間は人生を良くも悪くも決めた期間となった気がしている、生き方とか自分を知れたこととかクソの役にも立たないけど楽しい趣味や知識とか

あの時ああしておけばよかったといつの間にか思わなくなった、そんな5年間だった

 

書いてみたらエモくなるかと思ったがそんなことは無いな、予約している風俗の魔天使コースの時間が迫っているからここら辺で終わる、ではまた✋